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実績

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【営業職のための自己紹介法】第5回

前回は、「自己紹介の時間」と題してセミナーの自己紹介についてお伝えしました。

自己紹介の時間

今回のテーマは【実績】です。

さて、いよいよ自己紹介の中身に入っていきますが、真っ先にお伝えしたいのが「実績」についての考え方です。

自己紹介とは、自分の資格や実績を語るものだと誤解している方が多いからです。

誤解、はい。自己紹介とは資格や実績を伝えるものではありません。

確かに、私はあなたのために、何ができるかを伝えるために、資格や実績を伝える必要がある場合もあります。

相続税の計算は、税理士以外の方が行ってはいけませんので、「相続税を計算できますよ」と伝える時に、私は税理士ですと、伝えた方が良いです。

しかし、以前にもお伝えしましたが、自己紹介とは、「あなたにとって私は役に立つ人間だ」と伝えるのが、目的です。

本日のセミナーテーマと関係のない経歴は、伝え方によっては、自慢話にしか聞こえず、嫌悪感を与えることがあります。

例えば、保険営業の方が、セミナーで講師をする際に、「私は、生命保険・金融サービス専門家のトップ数%だけで組織するMDRTの会員です」と、自己紹介したとします。

残念ながら、一般の参加者さんには、自慢にしか聞こえません。

多くのお客様から信頼いただいている証拠になると思って、お話されたのだと思います。

もしも、多くのお客様から信頼をいただいていることを、客観的に伝えたいのでしたら、「◯◯世帯の保険を預かっている」という言い方でも、伝わります。

もしも、軒数を出せない場合は、お客様からのいただき物が多いことや、お食事に誘われておごっていただいた話の方が、お客様から信頼されている人柄が伝わりますよ。

次に、「出身大学」ですが、ビジネス交流会では、必須です。

同じ大学出身の方がいたら、すぐ仲良くなれますからね。

しかし、相続セミナーでは、あまり、重要ではありません。

セミナースライドや、プロフィールシートに記載しても良いですが、わざわざ時間を取って話す内容ではないと思います。

 

・大学での体験が相続に関係ある

・地域密着を強調したい

・地元の大学出身をアピールしたい場合などは、ぜひお話してください。

 

話す、話さないのポイントは話すことによって、参加者さんが「この講師は、私の役に立つ人間だ」「この講師に、相談してみようかな」と、判断する材料になるか、ならないかです。

また、前職が誰でも知っている一流企業の場合、退職した理由が相続問題に真剣に取り組む原因と関係があるのでしたら、ぜひ自己紹介へ入れたいです。

「◯◯社で働いていましたが、相続問題を取材する機会があり、取材を進めれば進めるほど、相続の問題を放おっておいてはいけないという気持ちが強くなり、退職しました」

 

この場合

・「元◯◯社の人」として、記憶に残る(覚えてもらえる)

・一流企業の◯◯社へ入社できるほど優秀

・一流企業をやめてまで、相続に真剣に取り組んでいる

ということが、伝わります。

 

このように熱い想いを持った方が話す「相続問題」ぜひ聞いてみたいですよね。

経歴や実績は、『それを聞いた相手がどう感じるか』を考えて、上手に使いましょう。

では、次回の【営業職のための自己紹介法】を、お楽しみに!

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