自分のことは分からない
【営業職のための自己紹介法】第6回
前回は、「実績」の使い方についてお伝えしました。
今回のテーマは【自分のことは分からない】です。
これから、「あなたは何ができるのか」「あなたと知り合いになると、どんな良いことがあるのか」を、自己紹介文に盛り込んでいくのですが、その前に一度やっていただきたいことがあります。
あなたをよく知っている方へあなたの印象を聞いてみていただきたいのです。
「私の印象ってどんな感じ?」
「私って、どんなふうに見える?」
「初対面の時の印象と、今の印象は変わった?」
女性と男性では、違う意見かもしれません。
仕事関係者と、プライベートで、違う意見になるかもしれません。
怒らないで(笑)できるだけ多くの方に聞いてみてください。
意外や意外、自分で思っている印象と、随分違うことに驚くと思います。
できるだけ多くの方に聞くのは、あまり客観的な観察眼がない方の意見が、影響を与えないためです。
いや、それは違うだろうと、どうしても納得できない意見もあると思います。
その意見が、1人だけの意見でしたら、カットした方がよいかもしれません。
もしかしたら、過去の記憶がどなたか別な方との記憶と入れ替わって、違う印象になっているかもしれません。
しかし、あなたにとってはどうしても納得できない印象でも、多くの方が挙げているものは、残念ながら客観的なあなたの印象です。
どうも、自分の思っているイメージと、周りからのイメージが一致する人は、少ないようなので、安心してください。
素直に認めて、「相続セミナー」では、こんなふうに自己紹介で使ってみましょう。
「私は、◯◯に見えると思いますが、こう見えて△△なんです」
または
「私は、△△な人間なのですが、周りからは◯◯に見えるようです。ねえ、△△に見えますよね」
知人の観察眼が正しければ、場が和み、笑いが取れます。
あなたも話しやすくなりますし、参加者さんの『個別相談のハードル』が低くなります。
また、自分のイメージと、周りのイメージが同じ場合は、あなたの特徴ですので、ぜひそこを伸ばして行きましょう。
ただし、怖そう声をかけにくいいつも怒っているなど、マイナスのイメージでしたら、話す時には、にこやかな表情になって、ギャップを活かしてください。
「怖いイメージだが、本当はイイ人」は、日本人は大好きなキャラクターです。
もし、あなたが怖いイメージを持たれていたら、チャンスです!
「私の印象ってどんな感じ?」ぜひ、聞いてみてください。
では、次回の【営業職のための自己紹介法】も、お楽しみに!