マーケティングとは?
『マーケティングはじめの1歩』
昨年末にある方から「相続・事業承継コンサルティング協会は、マーケティングを教えてくれる数少ないところですよね」と、言っていただきました。
それを聞いて、なるほどなあと思いました。
営業、特に保険業界は、今でも「飛び込み信仰」みたいなものが残っているかもしれません。
成績アップ講座を受講すれば、アプローチ方法は教えてくれますが、その手前の見込み客探しの部分は、教えてくれない講座が多いですね。
相続マーケットでのマーケティングは相続資産ナビゲーター養成講座でお伝えしていますが、そもそも、マーケティングって何? と、思っている方も多いと思います。
日本語に一言で訳せるぴったりの言葉がないので、わかりにくいですね。
マーケティングって、知れば知るほど応用範囲が広くて、ビジネスだけでなく、人間関係にも役に立つので、良かったら、読んで見てください。
さて、1回目の今日は、「マーケティングとは?」
実は、これが1番難しいかもしれません。
ちなみにウィキペディアには以下のように書かれています。
マーケティング(英: marketing)とは、企業などの組織が行うあらゆる活動のうち、「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である。
また顧客のニーズを解明し、顧客価値を生み出すための経営哲学、戦略、仕組み、プロセスを指す。
なんのこっちゃ、よくわかりませんね。
そこで、マーケティング誕生の歴史をお伝えしましょう。
企業の市場に対する考え方は、時代と共に、変わってきました。需要に対して供給が不足している時代は、作ればどんどん売れていました。
しかし、供給が追いつくと、売れなくなりますね。
そこで、企業は「良いものを作れば売れる」と考え、品質を改良し、良品を売り出しました。
単純に遅かったものが早くなるまずかったものが美味しくなるのなら、売れると思います。
しかし、「たくさん機能がついていても覚えきれないから、通話だけに機能を絞った携帯電話が欲しい」など、顧客の欲求は様々です。
そこで、顧客のニーズにもとづいた顧客志向という考え方、つまり「マーケティング志向」が誕生しました。
その基本は、「顧客の立場に立って考える」ということです。
相続・事業承継コンサルティング協会の講座では、「ご相談者の感情に寄り添う」ことの大切をお伝えしていますが、これが、まさにマーケティングなのです。