「相続・事業承継研究会」誕生物語
「相続・事業承継研究会」は、「ひとりでやらずにみんなで成功しよう」を合言葉に、ノウハウや情報を共有しています。
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの保険会社で営業自粛になりました。
そんな中でも、私たちが、一定の成績を残せているのは、お客様の方からご連絡をいただけることと、1案件の単価が大きいからです。
私たちに、ご相談をいただいている方々は、110万円の非課税枠内で、生前贈与をして行くのでは、何十年もかかってしまい、相続発生までに間に合わないので、もっと大きな金額で、対策をしなければならないクラスの方々です。
そのような富裕層の方の、相続問題のお困りごとに対して、最適な解決方法をナビゲートしています。
親族が争うことのないように、親族会議を開いて遺言を取りまとめることもあります。
相続が発生して生命保険のお手続きに伺うと、継続して2次相続、3次相続の対策を依頼されることも多々あります。
プライベートバンカーのように思っていただくお客様も多く、信頼していただき、感謝のお手紙をいただくこともあります。
大変やりがいがあり、「仕事が楽しい」と充実した笑顔を浮かべる会員が、現在は400名弱います。
今回、半年に1度の「相続・事業承継研究会」のご入会案内をさせていただくのですが、その前にまず、この研究会が誕生したお話に少々お付き合いください。
「相続・事業承継研究会」の前身「相続資産コンサルティング研究会」は2015年にスタートしました。
2014年にスタートした、石野毅の講座「相続資産コンサルタント養成講座」(現:相続資産ナビゲーター養成講座)の修了生からの強い要望で始まりました。
石野が百貨店で開催した「相続セミナー」が、半年先までキャンセル待ちになる大好評でしたので、石野がうまくいったやり方を披露するのが「相続資産コンサルタント養成講座」でした。
「私のやり方は、ほんの1例です。みなさんもやってみてうまくいったら、教えてください」
そんな石野の呼びかけに、
「葬儀会社で相続セミナーやりました」
「ハウスメーカーで、相続セミナーやりました」
「郵便局で、相続相談会をやりました」
と、修了生が成果報告をしてくれました。
企業へセミナー開催の企画を持って行く際の、うまくいった電話のかけ方をシェアしてくださる方
企画書を自分用に加工していいですよと、データで提供してくださる方
まで現れました。
最初は、ライバルと思って牽制しあっていた修了生が、所属保険会社、業界歴、年齢、性別関係なく、『講座修了生』としての交流が始まったのです。
5年前のスタート時から参加して、今も残っている方が多くいますし、ここで学べたおかげで忙しくなってしまい、休会させてくださいと、一旦離れた方もいます。入退会自由のオープンな雰囲気なので、戻ってくる方も多くいます。
研究会の、惜しげもなく自分のノウハウをシェアしてくれて、仲間の成功を喜んでくださる雰囲気を作り出したのは、もちろん講師である石野です。
それでは、石野はいったいどのような人物か、さらに時間を戻して、ご説明させていただきます。
講師石野は、アパレルメーカーから36歳の時に生命保険業界へ転職。
新人研修でベースマーケットから紹介をいただく方法を学ぶも、
「お付き合いで入ってもらえるマーケットで数字をあげても、実力がつかない。私は飛び込みで開拓します!」と宣言し、商店街を1軒1軒まわって、アプローチトークを磨きます。
ある日、お客様から紹介していただいたアポイントがドタキャンされてしまいますが、商店街はすでに閉店の時刻。
このままでは帰れないと、灯りがついているビルへ飛び込んだ所、ちょうど残業をしながら保険の噂話をしていた方々にご契約をいただきます。
この会社は全国に営業所があり、所長から全国の営業所を紹介してもらい、職域で大躍進します。
飛び込みを中心に活動していた時期は、行く先がなくなる不安で、電車代を使うことにも抵抗感を感じるほど、追い詰められた気分になっていたそうです。
職域で、初年度から成績をあげることができましたが、たまたま飛び込んだ場所が良かっただけ。
営業所の所長から紹介を広げてもらうような、強いマーケティングの仕組み作りが大切だと考えるようになります。
職域は大切にしながら、他からも自然と紹介が入るような仕組み作りが必要だと考え、マーケティングを学びます。
同じ保険会社の優績者間での勉強会へも積極的に参加し、こちらからプッシュするのではなく、興味があるお客様から手を挙げていただく仕組みを、仲間と成功させていきます。
さらに、法人マーケットを広げる仕組みとして、若い経営者を集めたコミュニティを主催しました。
それは、経営者の勉強会に発展していきます。
経営者の方のお悩みを解決できる講師に講演していただくと、勉強会はためになり、面白いということで、経営者が友達の経営者を連れてきてくれて、会はどんどん大きくなりました。
個人マーケットでも、法人マーケットでも、ひとりではなく、コミュニティで行うことにより、ひとりでやっていた頃より、早く、多くのことで、お客様の問題を解決できるようになります。
石野は人と人をつなぐ要石(キーストーン)になることが、自分の志命と考えるようになりました。
生命保険会社から独立し、コンサルティング会社を設立しても、その想いは変わらず、士業の先生とコラボして、お客様の問題解決に当たっていました。
そんな時、百貨店で開催した「相続セミナー」の話を、保険セールスパーソンに話して欲しいと熱心に依頼を受けます。
実は人前で話すことがあまり得意ではないと思っていた石野ですが、1軒の百貨店の顧客だけで、何百人と個別相談の申込が入るほど、相続で悩んでいる方が世の中にはたくさんいらっしゃいます。
この方々を救えるのは、ヒアリング能力があり、ライフプランニングができる保険セールスパーソンだと思っていましたので、引き受けることにしました。
これが、講座のスタートでした。
石野の人生を振り返ると、ギブの精神でお客様のお役立ちを第1に考え、人と人をつないでいると、お客様にとっても、仲間にとっても、WinWinでHAPPYになるようです。
その集大成が、「相続・事業承継研究会」です。
石野毅の保険営業22年間の変遷は、こちらからご覧ください。
第2回:断わられない話法とは?
第6回:法人マーケットへの移行方法
第8回:経営者の悩みとは?
第9回:情報共有をしてみんなで成功
第15回:不動産マーケットの相続対策
第20回:保険営業ノウハウ承継