1to1マーケティング
『マーケティングはじめの1歩』第23回
本日は「1to1マーケティング」についてお伝えします。
1to1マーケティングとは、テレビ広告や新聞などのマス・マーケティングの対局で、顧客の嗜好に合わせて、一人ひとりに最適化されたマーケティングを行うことを言います。
前回の第22回目は「ソリューションセリング」についてお伝えしましたが
ソリューションセリングも、1to1マーケティングに該当します。
顧客の満足度を最大にするためには、個別対応することが理想的です。
顧客数が限られている場合や、取引が高額、取引が継続的に行われる場合などは、個別対応をすることもあります。
多くのソリューション提案型B2Bビジネス、住宅販売、自動車販売、百貨店の外商などが、該当します。
近年では、IT技術を使うことにより、自動で一人ひとりにカスタマイズされた1to1マーケティングを行うことができるようになってきました。
情報化社会で人々の願望は「みんなと同じものが欲しい」という価値観から「みんなと違うものが欲しい」へと変化しています。
マス向けの広告では、顧客の心を掴むことができない時代になっています。
そこで、顧客の一人ひとりに違うクーポンを配信したり、購入履歴や、閲覧履歴にもとづいた、Webページを表示することによって、購買を促します。
顧客の嗜好に合わせることにより、以下のようなメリットが生まれます。
- 顧客の興味があり、求めている
情報を配信するので、広告でも売り込みと思われにくい。
- 購買意欲の高い顧客に適切な
タイミングでアプローチができる。
- ピンポイントに狙いを定める
ことで、販促費用を削減できる。
- ITの活用により、自動で行われ、
導入の手間やコストが少ない。
結果、購買率が高くなります。
次回は、まだ顕在化していないニーズを生み出す「デザイン思考」について、お伝えしますので、お楽しみに。