現状を知る
【営業職のための自己紹介法】第2回
先週は、「マーケティングをふまえた営業職のための自己紹介」と普通の自己紹介の違いについて、お伝えしました。
自己紹介を、「自分を知ってもらう」から「相手にこの人は自分の役に立つと記憶してもらう」へ、進化させる方法をこれからお伝えしていきます。
今回のテーマは【現状を知る】
では、紙とペンをご用意ください。
あなたは、異業種交流会に来ています。
名刺を出して、自己紹介をすると仮定して、どんな風にお話をしますか?
箇条書きではなく、お話するセリフを紙に書き出してみてください。
必ず紙に書き出してみてください。紙に書く事によって、あなたの修正点が分かりますよ。
いかがですか?
スラスラ書けましたでしょうか。
スラスラ書けた方は、異業種交流会から成果を上げていると思います。
何を伝えると、次につながるか、すでに理解しているので、書けたと思います。
逆に、異業種交流会はよく参加するのに、書けなかった方は「話すことを決めていない」のではないでしょうか。
なんとなく、その場の雰囲気で相手との共通項を見つけて、共通の話題で盛り上がる。
いかがですか?
営業職の方はお話好きですし、アドリブがきくので、何となく話しても結構盛り上がり、それで良いと思ってしまいがちです。
しかし、盛り上がるのが目的でしょうか?
相手に「この人は自分の役に立つ」と思っていただくのが目的でしたね。
それには、それなりのシナリオが必要です。
話し上手の人よりも、話下手の人のほうが、営業で大きな成果を出したりするものですが、話下手な人は、シナリオを吟味して、練習をしているから成果が出るのです。
今、セリフを書き出してみた紙は、ぜひ保管しておいてください。
これから、そのセリフがどう変化していくかを比較するために、大切になってきますので。
では、次回の【営業職のための自己紹介法】を、お楽しみに!