営業職のための自己紹介法
【営業職のための自己紹介法】第1回
先週まで『マーケティングはじめの1歩』として、30回に渡ってお伝えしてきました。
今週からはいよいよ、マーケティングの考え方を使って、実際の営業に活かす方法をお伝えしていきます。
まずは、マーケティングをふまえた【営業職のための自己紹介法】についてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
では第1回目は、「マーケティングをふまえた営業職のための自己紹介」と普通の自己紹介の違いについて、お伝えします。
交流会で、30人くらいと名刺交換をして、1週間後に覚えている人は、その中で何人くらいでしょうか。
交流会の運営方法にも影響を受けますが、2、3人というところではないでしょうか。
なぜ、記憶に残らないのでしょう。
それは、ほぼみんな同じような自己紹介だからです。
「私、◯◯会社で営業をやっています、△△と申します。」
こんな感じですよね。
交流会で、1分間自己アピールというルールがあると、これにプラスで「出身地は◇◇県で、高校はサッカー部でした。でも大学ではバンド組んでいました。趣味はつりです。最近は船釣りにはまっています。」
この場合、「どこで船釣りするのですか?」と聞かれ「東京湾です」「へー、東京湾で何が釣れるのですか?」と聞かれ「え、大きなタイが釣れますよ」で、終わってしまうでしょう。
この自己紹介で話が発展するのは、船釣りをしてみたいと思っていたが、機会がなく未経験の人ぐらいです。
決して「◯◯会社の商品を詳しく教えてください」とは、なりません。
では、これからお伝えする「マーケティングをふまえた営業職のための自己紹介」は、どんな感じかと言うと、ベクトルを自分から相手へシフトした自己紹介です。
マーケティングの基本は、「顧客の立場に立って考える」「顧客目線」でしたね。
自己紹介も、自分は・・・自分が・・・ではなく、相手に対して自分は何ができるのか、相手にとって興味がある自分の強み、を伝えます。
自己紹介を、「自分を知ってもらう」から、「相手に、この人は自分の役に立つと記憶してもらう」へ、進化させて行きましょう。
具体的にどうするのか、考え方や手順を次回以降お伝えしていきますので、お楽しみに。