メディア計画

『マーケティングはじめの1歩』第17回
前回の第16回目は「プロモーション」の3回目プル戦略「広告の予算の決定」について、お伝えしましたね。
本日は「プロモーション」の4回目プル戦略「メディア計画」についてお伝えします。
広告作成のプロセスの順番については、以前ご説明しました。
見逃した方は、こちらからご覧ください。
どのメディアで広告を出すかを考えるのが「メディア計画」(メディアプランニング)です。
ターゲットに効率的に届けるために、広告を出稿するメディアを計画します。
例えば、若年層のテレビ離れが顕著なのに、若年層向けの広告をテレビコマーシャルにだけ投入しても、充分な効果が得られなくなっています。
若年層がよく見る媒体、例えばYouTubeやインスタグラムなどに広告を投入した方が効果的です。
近年は、「トリプルメディア」のフレームワークを利用してメディアプランニングを行うことが多くなっています。
トリプルメディアとは、企業と消費者との間にある接点を、すべてメディアと捉える考え方のことです。
企業と消費者との結ぶメディアを
「Paid Media(ペイドメディア)」
「Owned Media(オウンドメディア)」
「Earned Media(アーンドメディア)」
の3つに分類し、最適な出稿先をこれらの分類から選びます。
では、この3つを簡単に説明します。
【ペイドメディア】
企業が費用を払って広告を掲載する、従来型のメディアのことです。主に、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌、Web広告、イベントなどのスポンサーシップなど。
ペイドメディアの役割は、消費者に製品やサービスを認知させることです。情報発信や宣伝を行うことにより、潜在顧客や、自社に興味を持っていない消費者とも接点を作ることができます。
しかし、費用が掛かり、コミュニケーションが一方通行になりがちになるという短所があります。
【オウンドメディア】
企業自らが管理・運営し、情報を発信するメディアのことです。自社が所有するホームページやWebサイト、ブログ、メールマガジンなど。
オウンドメディアの役割は、消費者に製品やサービスのことを理解してもらい、購買につなげることです。
ペイドメディアを見て、商品やサービスを知った消費者がオウンドメディアを訪ねてきます。
ここでは、製品情報や企業情報などの、ペイドメディアでは得られない情報を発信することが重要です。
自社の情報だけを発信でき、顧客とのダイレクトな関係性を構築できるという点では理想的なコミュニケ―ションプラットホームと言えます。
その一方で、情報発信の対象は既存顧客が中心となり、新規見込み客の開拓にはなりにくいのが欠点となります。
【アーンドメディア】
消費者が起点となるメディアのことです。ソーシャルメディアなどが該当します。
アーンドメディアの役割は、消費者の共感を得ることです。Twitter、facebook、ブログなどのソーシャルメディアを通して、ユーザーが発信しており、今、最も消費者から、信頼を寄せられているメディアと言われています。
そのため、ブランドの認知度向上や商品の売り上げ増加への効果が期待されています。
しかし、直接的なプロモーションが難しく、批判的な声や、誤った情報が流されてしまうと、情報が拡散されるスピードは速く、訂正が届かないなど、コントロールが効きません。
以上を踏まえ、ターゲットにあった媒体を決定します。
ターゲティングについては、以前お伝えしました。もう一度、確認してみてください。
そうです。セグメンテーションは、ニーズによって分類するのでしたね。
男性、60代という分け方では、ありませんでした。
そこで、重要になるのが、自社の商品・サービスの強みです。
広告を作成する上で、重要なポイントになります。
次回は、「USP」について、お伝えしますので、お楽しみに。