ビジョン
『マーケティングはじめの1歩』第3回
前回の第2回目は、「マーケティングのおおまかな進め方」について、お伝えしましたね。
見逃した方は、こちらからご覧ください。
本日は「ビジョン」についてお伝えします。
企業においてビジョンは、組織としてありたい姿、表向きに会社がどういうものかを示したものです。
すべてのマーケティング活動はそのビジョンにもとづいて計画し、実行されます。
ですので、大変重要なのですが、つい、やってしまいがちなのが、自社が持っている、技術やサービスなど、自社目線で考えてしまうことです。第1回目でお伝えしたようにマーケティングの基本は、「顧客の立場に立って考える」です。
そこで、ビジョンを打ち出す際も、顧客のニーズを考えた事業領域を設定しなければなりません。
そうしなければ、時代が変化しても誰も求めていないものを、作り続けることになります。
ちなみに、相続・事業承継コンサルティング協会のビジョンは、
人生の集大成としての「相続」と「事業承継」に、問題を抱えている方に対して、最適なコンサルティングで、後世に大切な「資産」や「事業」を引き継ぐ道先案内人(戦略ナビゲーター)として社会に貢献する
というものです。
相続・事業承継の問題という顧客の立場に立った絞り込みをしています。
ビジョンが決まると、そのニーズを持つ市場がはっきりしてくるので、調査を開始することができます。
個人事業主の方も、ビジョンをはっきりと決めることをおすすめします。
辛い時や、もうやめようかなと思うような時でも、もう一度がんばる原動力になる場合があります。
最後に、有名企業のビジョンを3つアップしますので、参考にして作ってみてください。
次回は、「強みと弱み」についてお伝えしますので、お楽しみに。
★伊藤忠商事株式会社は、
2020年1月16日の取締役会において、2020年4月1日付にて、グループの企業理念を「豊かさを担う責任」から「三方よし」に改訂することを決議したそうです。
★株式会社マツモトキヨシホールディングスの経営理念
あなたにとっての、いちばんへ。
1st for yor.
私たちは、すべてのお客様のためにまごころをつくします。
私たちは、すべてのお客様の美と健康のために奉仕して参ります。
私たちは、すべてのお客様にとって、いちばん親切なお店を目指します。
★ソフトバンクグループ株式会社のビジョン
「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指して
ソフトバンクグループは、情報革命で人々の幸せに貢献し、「世界の人々から最も必要とされる企業グループ」を目指しています。このビジョンの実現に向けて、時代に必要とされる最先端のテクノロジーと最も優れたビジネスモデルにより、「人々を幸せにする」情報革命を推進していきます。