ターゲティング
『マーケティングはじめの1歩』第7回
前回の第6回目は、「消費者行動」について、お伝えしましたね。
見逃した方は、こちらからご覧ください。
本日は「ターゲティング」についてお伝えします。
顧客が皆さん、同質でしたら、満足度の高いサービスや製品を大量に、生産すれば良いのですが、人間は、それぞれ独自にニーズを持っています。
異なったニーズを持つ方々の顧客満足度を上げるには、個別対応が1番です。(1to1マーケティング)
しかし、個別対応は、労力とコストがかかるため、類似したニーズを持つ顧客同士をグループ分けするセグメンテーションが必要になります。
均一対応のマスマーケティングと個別対応の1to1マーケティングの中間に位置するのが、セグメンテーションです。
セグメンテーションは、ニーズによって分類し、性別、年齢、職業などの人口統計学的属性で分けません。
このセグメントの中から、ターゲットを選びだします。
ターゲティングでは、以前お伝えした強みと弱み
を分析して、選びます。
複数の場合は、優先順位を付けます。
ターゲットを選択するということはつまり、選択しないターゲットを選ぶことでもあります。
相続マーケットを選んだなら学資保険や医療保険のニーズがある個人は、選ばないもしくは、優先順位を下げるということです。
ターゲット以外の顧客に満足していただけない場合もありますが、ある程度は、割り切らないといけません。
次回は、そのターゲットとする顧客のニーズに対して、どのような価値を提供すれば満足してもらえるかという「ポジショニング」についてお伝えしますので、お楽しみに。